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ニュートンがリンゴを拾って
鼻を高くしていた頃
この世界には
何ものにも影響されず 
つねに静止している空間が
あると信じられていた

アインシュタインが舌を出して
写真機の前に立った頃
絶対空間とよばれたその存在は 
ストロボの光のごとく
一瞬にして消え去った

頑固な面構えをした方程式は
その空間を完全否定したけれど
私の心は
容易にそれを見捨てはしない

布団の中じゃなくて
トイレの中じゃなくて
もっと熱狂的な中に きっと

5月2014年

Design / Photo

曽我 幸浩