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下北沢の駅が変わった。
渋谷の駅が変わった。

竹内まりやが歌った。
「毎日がスペシャル」だって。

去りゆくホームの人々を撮った。
明日からそこには立てないと知って
あの歌と同じ気持ちになったのか。

下北沢の「開かずの踏切」がなくなった。
残ったものは、待ち時間からの解放ではなく、
かつてそこに立ってた、
懐かしき自分の残像だった。

時代が変わりゆけば、
人も街もかわりゆく。

郷愁を片手にカメラを向けるくないなら
いっそのこと手放しで、
明日の変化を待ちわびたい。

4月2013年

Design / Photo

能城 綾香