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「見てみな、あっちのほうが明るいだろ」
「本当だ、こことぜんぜん違う。行ってみよう」
「馬鹿、ここは怪奇現象で有名な場所だぞ」
「やめてよ、夏だからって、怖い話は」

「あの明るいところにつながる手前でな」
「ちょ、ちょっと、聞きたくないよ」
「ミミズが変な動きで泳いでてな」
「え?ミミズ?超食べたいし!」
「それを食べたやつは消えてなくなる」

「まっさか~、やめてよね~」
「真実を確かめてやろうぜ」
「後方から見守ってるよ」
「それでも男か、さあ、いくぞ」

「あ、あそこにミミズが」
「やっぱりいたか、さぁ、いくぞ」
「絶対ヤバいよ、変な動きしてるもん」
「飛んで火にいる夏の虫っていうだろ」
「僕ら虫じゃないし、使い方間違ってるし」
「やーやーやー、ブラックバス様のお通りだ」
「あー!!お兄ちゃーん!!」

8月2012年

Design / Photo

宇都宮 秀男